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プロフィール

湯川 高志

Takashi YUKAWA

職名
教授
学位
教授
所属
博士(情報学)
兼務
工学部 情報・経営システム系 データサイエンス講座
主な授業担当科目
情報技術と社会変革(学部教養), グローバル・エンジニア論(学部教養), 経営情報数学I(学部2年), 経営情報数学II(学部2年), マルチメディア情報論(学部3年), 情報システム設計論(学部3年), 情報検索システム特論(大学院), 計算機工学特論(大学院)
研究分野
知能情報学、メディア情報学・データベース、ソフトウエア、計算機システム・ネットワーク、感性情報学・ソフトコンピューティング
研究テーマ
類似概念判別を用いた情報検索, 類似概念判別 情報検索 ■協調的情報検索, 情報検索 ■インタネットからの知識抽出, インターネット 知識抽出 ■特許マップの自動生成, 特許情報処理,特許マップ ■コンピュータ支援による協調的学習, eラーニング
研究業績等

http://souran.nagaokaut.ac.jp/view?l=ja&u=208&i=j36&sm=name&sl=ja&sp=1

所属学会
IEEE、電子情報通信学会、情報処理学会、人工知能学会、日本教育工学会、日本工学教育協会、日本セキュリティマネジメント学会
研究室名
知識システム研究室
研究室
ウェブサイト

http://kslab.nagaokaut.ac.jp/

メールアドレス
yukawa(at)vos.nagaokaut.ac.jp

研究概要

当研究室は,長岡技術科学大学の建学の理念であるVOS(Vitality, Originality, and Services)に基づき,情報技術,そのなかでも特に人工知能に関わる技術について,その要素から応用まで幅広く研究・開発を推進し,以て,豊かな生 活,特に精神的に豊かな社会の実現に資することを使命としています.さらに,計算機科学および情報技術についての知識と見識が豊かで,創造的な技術者を育 成して輩出することにより,産業の発展に寄与することも使命としています. 具体的には,インターネット等で流通する大量の情報から必要な知識を取出して集約・構成する「知識オーガナイザ」の研究を中心に,テキスト処理技術,知識 処理技術とその応用システムの研究を進めています.知識オーガナイザを構成する要素技術の高度化を目指し,最近は,Web情報分析システム,特許マップシ ステム,多言語検索システム,知的エネルギー管理システムなどについて研究しています.また,情報化社会においてより人間がより豊かな生活を送ることを支 援する様々なシステムの実現を目指して,感性検索システム,つながり感通信システム等の研究にも取り組んでいます.さらに,研究の道具として利用している Linuxをはじめとしたオープンソースソフトウェアについて,その利用によって得られたノウハウを社会に還元するための様々な活動をしています.

図1.研究室紹介用ポスター

テーマ1:知識オーガナナイザ

コンピュータを道具として使いながら音楽を作曲することが主流になった今日においてもなお、音楽愛好家自身が、自らを満足させる曲を作り上げることは、依然として難しい行為です。多くの音楽愛好家にとって、コンピュータはどんな道具であるべきでしょうか。この研究では、音楽 作曲を対象に、道具の方から人々の好みを察し、徐々に使い手になじんでくれる道具を作り出すことに取り組んでいます。
コンピュータが自動的に作ってくれた 曲に、作り手が好き嫌いを指摘することで、使う人の感性イメージを反映し、徐々に満足いく曲に仕上げてくれる。そんな手軽で便利な道具を目指し、システム に入力する情報まで含めた様々な方法論を組み合わせた音楽制作支援システムの開発に取り組んでいます。

図2.知識オーガナイザを実現するための要素技術

テーマ2:Web情報分析システム

知識オーガナイザを構成する要素技術のうち,情報の収集・検索と理解に関する技術を応用することで,World Wide Webやそれに関連するサービス (TwitterやFacebook)において公開される情報を様々に分析するシステムを実現することができます.例えば,ブログに書かれた,ある商品に関する評判の情報を収集して分析したり,掲示板に書かれた犯罪性のあるメッセージを検出したり,が挙げられます.さらに,情報の分析を通して,その情報を発信している人たちに現実世界における関係性(コミュニティ)を築くことも支援できます.便利と思われるサービスの考案と,それを実現する技術について研究しています.

  • Web情報処理
  • テキスト処理
  • コミュニティウェア
図3.評判分析システムの動作例

テーマ3:特許マップ自動作成システム

技術開発においては,開発の目標を達成することに加えて,開発した技術を権利化することも重要です.また,開発に先立って,すでに目標を実現できる技術があるかないかの調査も重要です.開発した技術は特許として権利化されますから,これらを調査するとともに,自らの技術をどのように権利化してゆくかの戦略立案のためにも,多くの特許文書を分析する必要があります.特許文書の分析し,それに基づいて視覚化したものは特許マップと呼ばれます.従来は人間が沢山の特許明細書を読んで作成していましたが,これを自動化することを研究しています.また,コンピュータを使うことで可能となる動的にマップ生成により技術戦略の立案により適した新たな特許マップを提案しています.

  • 特許情報処理
  • 特許マップ
図4.動的特許マップの例

その他の研究テーマ

上記のテーマの他に,感性語を問合せとして画像や音楽を検索するシステム,複数の受講者がeラーニングにより協調的に学習することを支援するシステム,セキュリティの侵害を未然に防止することを支援するシステム,スマートグリッドのシミュレータなどを研究しています.

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