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プロフィール

永森 正仁

Masahito NAGAMORI

職名
助教
学位
修士(工学)
所属
工学部 情報・経営システム系 応用情報学講座
兼務
マルチメディアシステムセンター,共通教育センター
主な授業担当科目
情報検索論(学部教養), 情報リテラシーI(学部1年), 経営情報数学I(学部2年), 経営情報数学II(学部2年), 福祉工学・医療情報学概論(学部3年)
研究分野
情報システム工学,教育工学,福祉工学
研究テーマ
■自学自習用eポートフォリオシステムを用いた学部学生・大学院学生(サポータ)・科目担当教員間の協働 ■個別化と形式化を実現する「個別の教育支援計画」作成支援システムの開発 ■Webカメラを用いた特別支援教育における突発的な児童問題行動の記録・共有システム ■eラーニングを介した特別支援教育における分散的知識の蓄積:事例データベース ■TV会議システムと携帯電話機を用いた複数クラス遠隔授業実践
研究業績等

http://souran.nagaokaut.ac.jp/view?l=ja&u=23&i=j20&sm=name&sl=ja&sp=2

所属学会
電子情報通信学会,教育システム情報学会,日本教育工学会,日本行動計量学会
研究室名
医用福祉工学研究室
研究室
ウェブサイト

オープンキャンパス
出展テーマ
こんな講義を受けてみたい!マルチメディア教材最前線
メールアドレス
nagamori(at)kjs.nagaokaut.ac.jp

研究概要

教育や福祉領域におけるWebシステムの開発や,その活用によるユーザの行動分析を研究テーマとしています. 例えば近年,eポートフォリオに代表される,Web上で“プロセス”を作成し,その情報の蓄積・共有・活用が可能なシステムが報告されています.このようなシステムの多くは,画一的なテンプレートを定めることで,形式化された“プロセス”の作成を支援するというものです.しかし,それゆえに,多様なニーズに対する個別化された“プロセス”を記述することは困難です.さまざまな“局面”でコミュニケイションがより重要な役割を担う時代,情報の活用には,情報蓄積の個別化と,情報共有の形式化とのトレド―オフを解決しうるWebシステムの支援が不可欠です. このような支援システムの開発を,教育や福祉領域をフィールドとして,社会の中で実践していくことを研究のテーマとしています.

図1.特別支援教育におけるナレッジマネージメントモデル

テーマ1:Webカメラを用いた特別支援教育における突発的な児童問題行動の記録・共有システム

教育現場での児童問題行動をWebカメラで記録し,事例データをWeb上で蓄積・共有可能な特別支援教育事例データベース・システムを開発しました.システムの利点は,以下のとおりです.

・Webカメラは授業中,ワイヤレスマウスにより記録が開始されると,20秒間遡りビデオ記録をサーバに蓄積します.これにより,通常突発的に起こる児童の問題行動をタイミング良く記録できます.

・Webカメラで記録されたビデオ記録により,記憶が不確かな場合でも,問題行動を電子カルテに明確に記述することができます.

・システムには最大4台のWebカメラが接続でき,問題行動を複数の角度から記録できます.これにより,単一の角度からのみでは記述が難しい問題行動についても電子カルテに明確に記述することが可能です.

  • Webカメラ
  • 電子カルテ
  • 事例データベース
  • 図2.Webカメラを用いた分散型事例データベース・システムの概要

    テーマ2:形式手法を用いた特別支援教育における「個別の教育支援計画」作成支援システム

    物質的な豊かさの追求だけでなく心の豊かさの追求が重要視される今日、作り手の感性イメージが宿る製品にこそ、新たな価値が認められるようになってきており、そのための方法論が大きなテーマになっています。
    なぜ人が有名ブランドの複数の製品群を眺めると、そこに一貫した感性イメージを感じるのでしょうか。
    この研究では、製品のかたち(意匠)のデザインを対象に、製品に共通しているデザインの神髄を見出し、活用することで、複数の種類の製品群で一貫した感性イメージを表出させ、あわよくば「ブランドイメージ」までも醸成させてくれるような、製品デザイン支援システムの開発に取り組んでいます。

  • 個別の教育支援計画
  • 形式手法
  • 記述文法
  • 図3.「個別の教育支援計画」作成支援システム

    テーマ3:学生・サポータ・教師の協働を支援する自学自習用eポートフォリオシステム

    本学サポータ制度における学習のプロセスとは,学生のつまずきに対する学習対応の連なりです.この学習プロセスは,サポータや教員らの支援・指導内容を含みます.このため,学習プロセスの蓄積には,学生自身の記述のみならず,必要に応じたサポータや教員からの記述が求められます. そして,学習のつまずきは学生一人ひとりのニーズによるものであるため,この学習プロセスの記述は個別化される必要があります.このように記述された学習プロセスの共有により,学生一人ひとりの学習状況を踏まえた,教員およびサポータの協働を支援します. また,蓄積された学習プロセスを,各科目における学習のつまずきの事例として共有することで,他の学生の学習での参考資料や,教員らのFD資料として活用することも可能となります

  • 自学自習eポートフォリオ
  • 学習プロセス
  • 協働学習
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