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木と建物

IMSE(情報・経営システム工学)について

IMSE(情報・経営システム工学)について

1980年にアルビン・トフラーが「第三の波」で脱工業化社会を描いた20年後、20世紀最後の年の流行語大賞はIT革命でした。最小でも冷蔵庫程度だったコンピュータは20年間で机に乗り、膝に乗り、小脇に抱えられ、21世紀には掌に乗るまで小さくなりました。ある調査によれば、2021年の世界のスマートフォン出荷台数は13億5000万台を超え、一方PCは3億4000万台余りでした(米IDC調べ)。
仕事効率化の象徴だったICTが、生活を支えるICTへと急激に変貌を遂げたのです。いまや人と社会を支える情報技術です。

「工学課程・専攻(情報・経営システム工学分野)、情報・経営システム工学課程・専攻」では、人を支える応用情報学、社会を支えるデータサイエンス、それらを製品・サービス・ビジネスとして実現するためのマネジメントシステム学を学びます。

世界を動かす
新しい工学
始まるNew Engineering
begins!

国立大学法人 長岡技術科学大学「工学課程・専攻(情報・経営システム工学分野)、 情報・経営システム工学課程・専攻」のホームページにお越し頂き、
ありがとうございます。

皆さんは、今、世界がどのような方向に進んでいると思いますか?
どのような社会でありたいと願っていますか?
これからの社会に、どのように関わってゆきたいですか?

21世紀は、まさに、的確な情報と、それに基づく英知が求められる時代です。
情報を自由自在に活用するシステムを作り上げる技術力を兼ね備えながら、
世界的な視点、組織的活動にあるべき視点に立ち、
世界のこれからを見据えた経営を推し進めることのできる「スペシャリスト」。
次の世代を担う経営組織体に、必ず求められる人材です。

「情報・経営システム工学」は、
「世界を動かす工学」を目指す学問なのです。

本分野、本課程・専攻では、超スマート社会構築と持続可能な発展を実現するために、数理・データサイエンスの素養を身につけ、システム開発、データ分析、革新的技術・ビジネスモデルの創出、プロジェクト管理、経営戦略の策定と推進に欠かせない高度な専門性と創造的・実践的能力を備えた、国際的に指導力を発揮できる高度IT人材・研究者・経営者、社会の持続的発展に貢献できる人材の育成を目指しています。

本分野、本課程・専攻は、研究組織(教員組織)である「長岡技術科学大学 情報・経営システム系」のスタッフによって運営されています。学部、大学院という一貫した期間を通じて、現場の要求に合った内容を学ぶことができるカリキュラムとなっています。高等専門学校からの編入者であっても、経営に関する基盤知識、および、それらと高度な情報技術を活用した経営システムの開発などについて十分に学び、社会に羽ばたいていけるよう、カリキュラムが工夫されています。

IMSE(情報・経営システム工学)について

組織名・カリキュラム名称について

当ホームページの案内する学部、大学院修士課程のカリキュラムの名称は以下の通りです。(※長岡技術科学大学の令和4年度 教育研究組織改革にともない、2022年4月より、工学課程および工学専攻に各工学分野を設置する形となりました)

  • 学部工学課程(情報・経営システム工学分野)、情報・経営システム工学課程
  • 大学院修士課程工学専攻(情報・経営システム工学分野)、情報・経営システム工学専攻

また、長岡技術科学大学の共通教員組織の一系である「情報・経営システム系」のスタッフが学部および大学院修士課程の教育を支えています。

本分野、本課程・専攻では、重要課題を「ヒューマンウエア:人と情報システムとのインタラクションを支える仕組み」とし、人間、産業、社会の観点から、情報科学と経営学の融合領域研究を分類する3つの大講座、すなわち、人間情報に関するシステム要素を研究する「応用情報学」、産業経営に関する システムを研究する「マネジメントシステム学」、社会情報に関するシステム・データ分析と活用を研究する「データサイエンス」による組織構成としました。
教育面では、情報技術創生能力と経営管理能力を併せ持つ中核技術者の育成を目標に掲げています。
研究面では、個人適応化・産業最適化・社会活性化といった研究分野に重点を置き、高度情報社会の快適な個人・産業・社会空間の創出を目標に掲げています。

求める人物像

本分野、本課程・専攻では、情報技術、情報科学、経営学を体系的に習得し、それらを製品やサービス、そしてビジネスとしてデザインするための方法を学びます.そのため、本分野、本課程・専攻では、出身学科にかかわらず以下のような人を幅広く受け入れます。

  1. 自然科学はもとより、経営学、法学、経済学、政治学など
    社会科学にも興味のある人
  2. 豊かな想像力と柔軟で論理的な思考力を持つ人
  3. 目的意識をしっかり持ち日々努力する人

沿革、教育研究目標と組織

クラシックなコンピュータルーム

近年の高度情報社会においては、情報システムが各国の経済成長と国際競争力を支える重要な基盤となっており、情報通信技術(ICT : Information and Communication Technology)の競争力と情報化投資力が国際競争力の源泉となりつつあります。このような情勢を鑑み、経営情報系(Department of Management and Information Systems Science)が、平成12年に長岡技術科学大学の研究組織として創設されました。同時に、教育組織である経営情報システム工学課程を、また平成16年 には経営情報システム工学専攻を開設して、経営システムとそれを支える情報システムに関する教育研究を推進してまいりました。更に、長岡技術科学大学の教育研究組織改革にともない、平成27年4月より、カリキュラムの名称が、カリキュラムの実態とスタッフ教員の専門分野に則した名称である「情報・経営システム工学課程/専攻」に改名されました。 更に、令和4年4月より、本学では学部および大学院修士課程を改組し、工学課程および工学専攻のもとに各工学分野が設置される形となりました。その1分野として本課程・専攻である「工学課程・専攻(情報・経営システム工学分野)、情報・経営システム工学課程・専攻」が設置されています。 社会的安全・安心への期待、グローバル化する経済・政治活動における活性化、および危機的な地球環境など、重要な社会的諸課題のソリューションを指向して、国際的に活躍できる指導的技術者の育成と、効果的なシステムのデザインに関する研究を推進しております。

情報・経営システム工学とは

情報・ 経営システム工学(IMSE : Information & Management Systems Engineering)とは、情報通信技術の応用を中核とした情報システム(IS : Information Systems)と、経営の科学である経営工学(IE : Industrial Engineering)とを統合した概念と言えます。今後の知識基盤社会においては、これまで経営工学によって開発・蓄積された知見と技術に、情報通信技術を融合し、経営環境の急激な変化に対応した迅速かつ適確なマネジメントが必要となります。 本分野、本課程・専攻では、超スマート社会構築と持続可能な発展を実現するために、数理・データサイエンスの素養を身につけ、システム開発、データ分析、革新的技術・ビジネスモデルの創出、プロジェクト管理、経営戦略の策定と推進に欠かせない高度な専門性と創造的・実践的能力を備えた、国際的に指導力を発揮できる高度IT人材・研究者・経営者、社会の持続的発展に貢献できる人材の育成を目指しています。また、研究活動としては、経営、環境、知能、感性、教育、医療は「人間」との関わりに関する学問と考えられることから、「応用情報学」「マネジメントシステム学」「データサイエンス」により「ヒューマンウエア(感性・心理を含めた、技術と人間とのインターフェース)」を機軸とした研究を促進し、研究成果を学内外に広く発信しております。

車いすのタイヤ部分

情報・経営システム系(教育研究組織)について

情報・経営システム系は、学内共同施設であるマルチメディアシステムセンター、 e-ラーニング研究実践センター、および体育・保健センターとも密接に連携しております。マルチメディアシステムセンターでは、学内のマルティメディア教育システムの開発と運営を行い、eラーニング研究実践センターでは、全国の大学、高専との連携組織であるeHELP ( e-learning Higher Education Linkage Project )を主催して、eラーニングによる単位互換を通じた新しい教育手法の実施・評価実験を行っております。また体育・保健センターでは、身体的・精神的な医療行為と訓練、および福祉工学・スポーツ工学の実験・評価を行っております。各センターにおける実践の場を活かして、教育研究の活性化への貢献を推進してまいります。

情報システム・経営システムに興味のある教員・研究者の皆様には、是非、将来の情報・経営システム工学の発展についての意見交換、共同研究の可能性に関する議論などをさせていただきたいと思います。また学生諸君には、この分野の専門家を目指して私どもの一員に加わっていただきたいと思います。今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

教育研究設備

書類棚

情報技術、および、それらに根ざした経営のノウハウ等について多くの知識を修得するには、高度な情報機器や教育研究設備が欠かせません。本分野、本課程・専攻では、入学後すぐに利用できる、最新の情報機器利用環境を提供しています。
例えば2つの情報端末室は、実践型講義、演習、学生実験などで利用されるほか、24時間いつでも学生が個別に入室して利用することが可能です。授業の予習復習のほか、レポートの作成、就職活動の情報収集などに大いに活用できます。

研究室に配属されると、各指導教員のもと、高度な情報機器やさまざまな実験設備を利用しながら個別に研究を進めます。全ての研究室配属者が共用で利用できる研究実験室もあり、質の高い研究活動が可能です。

設備

情報端末室(学生実験室):2室

情報端末室イメージ
主なハードウェア
  • Windows PC 82台(合計)
  • ネットワーク環境(ギガビットイーサネット、学内LAN/学外WAN)
  • AV環境(マイク、プロジェクター、大型液晶ディスプレイ、DVD/BDプレイヤー、書画カメラ)
  • 入出力装置(カラーレーザープリンタ、カラースキャナ)
主なハードウェア
  • Microsoft Office Professional
  • Microsoft Visual Studio
  • Eclipse
  • Android Studio
  • astah* professional
  • Blender

共用会議室/ゼミ室:5室

共用研究実験室:2室

研究室:18室

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